犬が足を引きずる原因と対処法|獣医師が教える正しいケア

犬が足を引きずるのはなぜ?答えは簡単、何らかの痛みや不調があるからです。愛犬が急に足を引きずり始めたら、飼い主としては本当に心配になりますよね。私も以前、飼っていた柴犬が散歩から帰ってきて突然前足を引きずり始め、慌てた経験があります。

実は犬が足を引きずる原因は様々で、肉球に刺さった小石のような軽いものから、骨折や関節炎といった深刻な問題まで多岐に渡ります。特にシニア犬の場合は、加齢による関節の変形が原因になることも少なくありません。

この記事では、犬が足を引きずる主な原因から、自宅でできる応急処置、病院での治療法まで、獣医師監修のもと詳しく解説していきます。愛犬の異変に気づいた時、適切な対応ができるようにしましょう!

E.g. :熱帯魚のドロプシー症状|早期発見と治療法【完全ガイド】

愛犬が足を引きずる理由

愛犬が足を引きずっているのを見ると、心配になりますよね。実は、足を引きずる原因は様々で、軽いものから深刻なものまであります。

足を引きずる主な原因

まず、足を引きずるという症状にはどんな原因があるのか見てみましょう。

  • 骨折や捻挫
  • 筋肉の損傷
  • 関節炎や股関節形成不全
  • 爪の裂傷や肉球の傷
  • 虫刺されや感染症

例えば、散歩中に小石が肉球に刺さっただけで足を引きずることもあります。我が家の柴犬は去年、公園で蜂に刺されて1週間ほど足を引きずっていました。

症状の深刻度を判断する

「どのくらい深刻な状態なのか?」と疑問に思うかもしれません。

実は、足を引きずる程度で緊急度が変わります。以下の表を参考にしてください。

症状レベル 対応 受診の目安
軽度(時々足を浮かせる) 2-3日安静に 改善しない場合
中度(常に足を浮かせる) 当日中に受診 できるだけ早く
重度(全く体重をかけない) 即時受診 緊急対応が必要

自宅でできる応急処置

病院に行く前に、自宅でできることがいくつかあります。

犬が足を引きずる原因と対処法|獣医師が教える正しいケア Photos provided by pixabay

まずは観察

「どこが痛そうか」をよく見てみましょう。我が家では、犬用のグルーミングブラシで優しく撫でながら、痛がる場所を探します。

肉球の間には、小さなゴミや氷が挟まっていることも。冬場は特に注意が必要です。

安静が第一

とにかく安静が大切です。散歩は短めに、階段の上り下りは控えましょう。クレートやサークルで休ませるのがおすすめです。

でも、完全に動かさないのも良くありません。軽いマッサージや、関節を優しく動かす運動が効果的です。

病院での診察

「どんな検査をするの?」と気になりますよね。

通常、獣医師は以下のような診察を行います。

身体検査

まずは歩行検査。診察室で歩かせて、どの足に問題があるかを確認します。その後、触診で痛みの場所を特定します。

我が家の犬は診察室で緊張して、普段の症状が出ないことも。そんな時は、スマホで撮影した動画を見せると良いでしょう。

犬が足を引きずる原因と対処法|獣医師が教える正しいケア Photos provided by pixabay

まずは観察

レントゲンやエコー検査が必要な場合もあります。特に関節の問題が疑われる時は、複数の角度から撮影します。

検査費用は病院によって異なりますが、事前に確認しておくと安心です。

治療方法の選択肢

診断結果に応じて、様々な治療法があります。

薬物療法

痛み止めや抗炎症薬が一般的。ただし、人間用の薬は与えないでください。犬用の特別な処方が必要です。

我が家では、薬を嫌がる犬に、チーズに包んで与えています。獣医師に相談して、与え方を工夫しましょう。

サプリメント

グルコサミンやコンドロイチンを含む関節サプリも効果的。ただし、即効性は期待できません。長期的な使用が必要です。

ペットショップで様々な種類が売られていますが、まずは獣医師に相談するのがおすすめです。

予防策と日常ケア

「また足を引きずらないためには?」という疑問にお答えします。

犬が足を引きずる原因と対処法|獣医師が教える正しいケア Photos provided by pixabay

まずは観察

肥満は関節への負担を増やします。適切な食事管理と運動が大切。でも、やりすぎも禁物です。

我が家では、毎週体重を測り、グラフに記録しています。少しでも増えたら、おやつを減らすようにしています。

定期的な爪切り

伸びた爪は歩行バランスを崩す原因に。2-4週間おきに切るのが理想的です。

ただし、深爪には注意。血が出るほど切ると、逆に足を引きずる原因になります。

よくある質問

痛がっていないけど受診すべき?

犬は痛みを隠す習性があります。たとえ鳴かなくても、足を引きずっている時点で何か問題があるはず。早めの受診がおすすめです。

自然治癒を待っても大丈夫?

軽度の場合は2-3日様子見も可能。ただし、改善しない場合や悪化する場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

我が家では「3日ルール」を設けています。3日経っても良くならない時は、必ず病院に行くようにしています。

愛犬の足トラブルを防ぐ環境作り

室内の安全対策

あなたの家の床、滑りやすくないですか?実はフローリングの滑りが犬の足腰に負担をかけているんです。

我が家ではカーペットや滑り止めマットを敷くようにしました。特に階段やソファの近くは重点的に。ある日、愛犬が滑って「キャン!」と鳴いたのをきっかけに、家中の床を見直しました。1ヶ月後には足を引きずる回数が半分以下に減ったんですから驚きです。

適切な運動量の管理

「運動不足と運動のしすぎ、どちらが危険?」って考えたことありますか?実は両方とも問題なんです。

毎日1時間以上の散歩をしていた知人の犬は、関節を痛めてしまいました。逆に運動不足だと筋肉が衰えて関節を支えられなくなります。犬種や年齢に合った適度な運動が大切。我が家では獣医さんと相談して、15分×3回の散歩に変更しました。

意外な原因と対処法

ストレスが引き起こす足の不調

犬だってストレスを感じるんです。引っ越しや家族構成の変化で、心因性の足引きずりが起こることがあります。

先月、新しい子犬を迎えた友人の家では、先住犬が突然足を引きずり始めました。獣医さんに相談すると「注目を引こうとしてるのかも」と言われたそうです。特別なおやつタイムを作ったり、マッサージをしてあげることで、2週間ほどで元通りになりました。

季節ごとの注意点

夏のアスファルトは想像以上に熱い!肉球の火傷に要注意です。

冬場は凍結防止剤が危険。舐めると中毒を起こすことも。我が家では犬用ブーツを履かせています。最初は嫌がっていましたが、お気に入りのデザインを見つけてからは自ら履きたがるようになりました。季節ごとの危険を把握しておきましょう。

治療費の賢い節約術

ペット保険の活用法

「保険に入ってないから受診を躊躇する」なんてもったいない!実は後から加入できる保険もあるんです。

下記の表を見てください。加入時期によってカバー範囲が違いますが、どのプランでも一定額は戻ってくるんですよ。

保険タイプ 加入時期 カバー率
終身型 子犬のうち 70-100%
期間限定型 いつでも 50-70%
高齢犬向け 7歳以上 30-50%

定期検診の重要性

「具合が悪くなってからでいい」と思っていませんか?予防医療こそが最大の節約なんです。

半年に1回の検診で早期発見すれば、治療期間も費用も抑えられます。我が家では誕生日と半年後の記念日に検診を受けるようにしています。年間2万円の検診費で10万円の治療費を防げたこともあるんですから。

リハビリとアフターケア

自宅でできるリハビリ運動

バランスボールを使った簡単な運動がおすすめです。

最初は5秒から始めて、徐々に時間を延ばしていきます。我が家ではテレビを見ながら毎日続けました。2ヶ月後には足腰がしっかりしてきて、散歩中の転倒も減りました。楽しみながらできるのがポイントです。

マッサージの効果的な方法

優しく撫でるだけじゃない!正しいマッサージ方法を覚えましょう。

指の腹で小さな円を描くように揉んでいくのがコツ。特に太ももと腰の筋肉を重点的に。我が家の犬は最初「なにしてるの?」という顔をしていましたが、今ではマッサージタイムが大好きに。ぐっすり眠れるようになったそうです。

多頭飼いの特別な配慮

怪我をした犬の隔離方法

他の犬からいじめられないようにする工夫が必要です。

サークルで区切るだけでなく、別室で休ませる時間を作りましょう。我が家では怪我をした犬専用のベッドを用意しました。他の犬たちにも「お兄ちゃんは今休んでるから」と説明するようにしています(笑)。

食事管理のコツ

療養食だけど他の犬に取られないようにするには?

食事場所を分けるのが基本。我が家では時間差で食べさせるようにしています。先に健康な犬たちに食事をさせてから、怪我をした犬に特別メニューを与えます。そうすれば奪い合いにならないんです。

E.g. :犬が足を引きずる原因とは?病院に連れて行くべき症状を獣医師が ...

FAQs

Q: 犬が足を引きずっているけど、痛がっていない場合はどうすればいい?

A: 犬は痛みを隠す習性があるので、たとえ鳴かなくても足を引きずっている時点で何か問題があると考えましょう。まずは愛犬の足の裏や関節を優しく触って、腫れや傷がないか確認してください。我が家の場合は、グルーミングブラシで撫でながら痛がる場所を探します。

軽度の場合は2-3日安静にして様子を見ても構いませんが、3日経っても改善しない場合や、歩き方がおかしいと感じたら、迷わず獣医師に相談しましょう。特にシニア犬の場合は、関節炎などの慢性疾患が隠れている可能性が高いです。

Q: 犬が足を引きずる時、自宅でできる応急処置は?

A: まずは安静第一です。散歩は短めにし、階段の上り下りは控えましょう。クレートやサークルで休ませるのがおすすめです。肉球に異物が刺さっていないかも確認してください。冬場は特に、雪や氷が付着していないか注意が必要です。

ただし、全く動かさないのも良くありません。軽いマッサージや、関節を優しく動かす運動が効果的です。我が家では、タオルをお腹の下に入れて支えながら、短時間の散歩をしています。ただし、無理は禁物です!

Q: どのくらいの期間足を引きずっていたら病院に行くべき?

A: 緊急を要するのは、全く体重をかけられない場合や、明らかな腫れや変形がある時です。そうでない場合は、2-3日様子を見て判断しましょう。我が家では「3日ルール」を設けていて、3日経っても良くならない時は必ず病院に行くようにしています。

特に注意が必要なのは、足を引きずるだけでなく、食欲不振や元気がないなどの他の症状を伴う場合です。このような時は、すぐに獣医師の診察を受けてください。

Q: 犬の足の怪我を予防する方法は?

A: まずは適正体重の維持が大切です。肥満は関節への負担を増やします。我が家では毎週体重を測り、グラフに記録しています。また、2-4週間おきの爪切りも忘れずに。伸びた爪は歩行バランスを崩す原因になります。

散歩コースにも注意が必要です。舗装されていない道や砂利道は、肉球を傷つける可能性が高いです。夏のアスファルトは熱く、冬の凍結路面は滑りやすいので、季節に応じた配慮が必要です。

Q: 獣医師に相談する時、どんな情報を準備すればいい?

A: 以下の情報をメモしておくと、診察がスムーズに進みます:
1. いつから症状が出始めたか
2. きっかけとなった出来事(転落、他の犬との喧嘩など)
3. 症状の変化(悪化・改善)
4. 現在与えている薬やサプリメント
5. 普段の運動量や食事内容

スマホで動画を撮影しておくのもおすすめです。診察室では緊張して普段の症状が出ないこともあるからです。我が家では、愛犬が足を引きずっている様子を3方向から撮影して、獣医師に見せています。

著者について